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- よくある質問
アトピーと言われてずっとステロイドを塗っているのですが、大丈夫でしょうか?
皮膚の状態にもよりますが、明らかな湿疹病変がある場合は症状に合った強さのステロイドが必要です。皮膚症状が改善すれば、ステロイドの入っていない保湿剤でのスキンケアでよい状態を保つこともできます。使っている薬でなかなか良くならないという場合、薬の強さが合っていない可能性があります。逆に、ずっと前に処方された薬を自分で使い続けている場合は強すぎることもあります。アトピー性皮膚炎の症状は季節や環境の変化あるいは体調などによって変わりやすいものですから、定期的に受診し今の状態に合った薬をきちんと使うことが必要です。強い薬をずっと使っているのにどんどん新しい皮疹が出てくるという場合は、アレルギー検査などで原因を調べたほうが良いでしょう。
全身にじんましんが出ました。内臓の病気でしょうか?
じんましんの原因にはいろいろありますが、内臓疾患がもとになっていることはまれです。じんましんにかかわらず、全身に発疹が出た場合に内臓疾患を心配される方は多いのですが、まずはその発疹が何であるのかを診断した上で、関連する内科的疾患があれば詳しく調べることになります。全身に強い発疹が出た場合、皮膚疾患だけでも38度近い熱が出ることがあります。ですから、発疹が出ている場合はまず皮膚科を受診してください。
ニキビ肌のお手入れ方法を教えてください。
ニキビ肌のスキンケアには、ニキビ肌用の「ノンコメドジェニック」と書かれたものを使ってください。油分を含むものは使用しないほうがよいでしょう。ニキビ痕はいったんできてしまうと改善するのに時間がかかるものですが、ビタミンC誘導体のイオン導入やケミカルピーリングである程度改善することができます。当院でも行っておりますので、ご相談ください。
水虫に市販薬をずっと塗っているのに改善しません。
足にかゆみや発疹があっても必ずしも水虫とは限りません。汗疱という皮膚疾患では、見た目には水虫と区別がつかない症状が出ます。まずは顕微鏡検査で白癬菌を確認することが必要です。また、市販の水虫薬にはかゆみ止めとしてかぶれを起こしやすい成分が含まれており、頻繁にかぶれを起こします。かぶれているのに水虫が悪化したと考えてたくさん塗ってさらに悪化することもあります。良くならない場合は受診される事をご検討ください。水虫は決して改善しないものではなく、白癬菌が皮膚の角質層に入り込むため、塗り薬をやめるタイミングが早いと、一見改善に見えても菌が残っていて再発するのです。医師の指示があるまではしっかり塗り続けましょう。
水イボは自然に改善と聞いたのですが、放置してかまいませんか?
水イボは自然に改善することもありますが、通常1、2年ほどかかります。その間にも大きくなりどんどん増えますので、数が少ないうちに治療することをご検討ください。プールなどで周囲の子供に感染することが多いので、水イボがあると保育園・幼稚園・小学校などではプールを禁止される場合があります。
とびひ、みずいぼ、頭じらみでは保育園・幼稚園・小学校を休まないといけませんか?
ここに挙げている病気では基本的に休む必要はありません。
とびひは病変が広範囲の場合や熱などの全身症状がある場合は出席停止となる場合がありますが、病変部に薬を塗ってきちんと覆ってあれば登園・登校できます。
水イボはこのために休む必要はありません。プールなどではタオルや水着、ビート板、浮き輪の共用は控えたほうがよいでしょう。
頭じらみが発生した場合は周囲が一斉に治療することが大切です。治療処置を始めれば休む必要はありません。
ただし、園や学校によっては個別に登園・登校についての規定を設けている場合がありますので、指示に従ってください。
髪に関すること、爪についても診てもらえますか?
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医は皮膚・髪・爪の疾患を得意とする医師です。円形脱毛、男性型脱毛、巻き爪などの爪変形など、何でもご相談ください。